生産・品質管理 [生産管理部]

高品質を保持しながら大量生産を可能にする徹底した管理

新しく開発された品種はもちろんのこと、既存の品種についても、
これらを安定流通させるためには種子の大量生産が必要です。

また一方で、お客様に最大限のご満足を頂ける高品質の種子を
ご提供すべく、採種開始である原種の播種から、収穫・選別後に製品として
完成した種子が手元に到着するまで、全工程において徹底して密着し、
日々 品質へのたゆまぬ追及を行っています。

業務ワークフロー

採種
  1. 栽培・採種
  2. 状況確認・現地巡回
  3. 収穫・選別
  4. 品質判定試験
入荷
  1. 梱包・送付
  2. 種子選別
  3. 保管・定期品質検査
出荷
  1. 殺菌処理
  2. 出荷

業務内容

入荷条件

採種に関しては、社内圃場での採種 または 国内・外の採種専門会社へ委託しております。採種業社から種子を輸入する際、事前にサンプル種子にて入荷検査を実施します。検査内容としては国際基準による発芽検査、圃場での生育調査・F1純度検定、種子伝染性病害のチェックを行い、各条件をクリアした種子だけを入荷しています。また、病原菌の侵入や夾雑物の混入防止のため、社内へ入荷する種子の検査は、他の圃場とは完全に隔離された圃場及び検査場にて検査を実施しています。

種子の品質管理

当社生産管理部門では、保冷庫の温湿度管理をはじめ、全設備の衛生管理・定期点検にいたる全てを、ISO9001:2008に準拠した精緻な管理体制にて遂行し、種子の高品質保持に努めております。また、入荷後の種子は、種子の状態に応じて、風力選別・規格選別・奇形選別等を実施すると共に、お客様のご要望に応じて乾熱処理やチウラムコーティングによる殺菌処理を適宜実施しております。

種子健全性の評価

BFB検査済み種子のご提案

当社は種子健全性の高い、安心・安全な種子を提供します。

■BFB対策

近年国内におけるウリ科作物において、果実汚斑細菌病(Bacterial Fruit Blotch, BFB)の蔓延が懸念されています。本病害は種子伝染性を有しており、国内ではこれまでにスイカ・メロン・トウガンについてのみ発生が報告されていますが、人工接種試験の結果や国外での発生状況からおおよそ全てのウリ科作物への感染が認められています。汚染種子がいつ流入しても不思議ではない状況の中、ウリ科種子を取り扱う当社においても本病害に対する危機感をもっており、販売種子の健全性について検査を実施しています(ご要望によってはBFB検査証明書を発行しています)。

■種子伝染性ウイルス

これまでにキュウリ・台木カボチャを中心に数種のウイルスが種子伝染性を示すことが明らかとなっております。当社からの出荷種子は当該ウイルスが分解される温度帯での感熱処理を施すことによって、種子伝染性ウイルスフリーの種子を提供します。

研究者の声

種子生産に関するあらゆる役割を担う、縁の下の力持ち的存在です。

生産管理部 課長補佐

野中 隆秀

生産管理部は、種子の採種(生産)、品質検査、品質向上のための種子選別、殺菌・コーティング、出荷と、種子生産に関するあらゆる役割を担う、縁の下の力持ち的存在です。当部署に求められるスキルは、種子栽培の幅広い知識や、各品質検査の実施・判定技術、種子生産者との密な連携協力など、多岐に渡ります。また、温暖化をはじめとする近年の著しい気候変動により、安定して種子を採種することが年々難しくなっています。高収量・高品質の種子生産という使命のもと、沢山の壁を乗り越えなければならないため苦労も多い部署ですが、「種子を産みだす」という素晴らしい現場に日々立ち会える喜びは何事にも代えられません。